ハイサイ探偵団・結成10年目のYouTuberが沖縄で見る夢とは?初期メンバーインタビュー。<後編>
ハイサイ!今回は、沖縄を拠点に活躍するYouTuber「ハイサイ探偵団」インタビュー後半をお届けする。後半は、彼らが仲間たちと描くこれからの夢について聞いてみた。ハイサイ探偵団ならではの夢…きっとドキドキすると思うので、前半と合わせてぜひご一読ください。
企画が生まれるまで。
-企画は皆さんでどんなふうに作っているんですか?
ひっちゃん:企画は、自分達で考えたり、得意なことをやるっていうのと、依頼メールをいただいたのをきっかけにすることもあります。元々「探偵ナイトスクープ」が好きで、初期からハイサイ探偵団に解決して欲しい依頼を募集しているんです。
-どんな依頼が来るんですか?
ひっちゃん:畳の部屋をフローリングにして欲しいとか(笑)。
全員:(笑)。
はるおっk:業者みたいな相談ですよね(笑)。
ひっちゃん:中には雨でお母さんが迎えに来れないから迎えにきて欲しいっていう小学生からの依頼もありました(笑)。
336:引っ越しを手伝って欲しいというのもあったよね。そういう色々な依頼の中から、自分達のできそうなものにはお返事している感じですね。
UUUM脱退に至るまで。
ー前編でも、UUUMに所属していたという話もありましたが、2019年に脱退していますよね。
ひっちゃん:UUUMと出会えて、案件の取り方とか、コンプライアンスとか再生数の伸ばし方の講習を受けられたのですごく良かったです。そこでYouTubeのことをすごく意識して学べたのはすごく良かったですし、お世話になったと思っています。
336:僕らは所属している頃からそこまで頼らずに活動していたので、事務所があまり機能していなかったんですよね。事務所に入ったからできた活動が少なかったのですし、人数が多いので事務所でまとめてマネジメントするのも難しかったと思います。
-結構大きな決断だと思いますが、そういう時ってみんなで決めるんですか?
ひっちゃん:みんなで話し合って決めましたね。最初は辞めないってなったんだよね?
336:そうそう。事務所に所属していた方がなにかあった時に安心じゃないかとか、危機管理から見るといいこともたくさんあったんです。でも、自分達のチャレンジとしても結果的に辞めたんですよね。
ひっちゃん:僕らは人数も多いし、分担して色々やれるんじゃないかと思ったんですよね。
-UUUMに所属した頃に、ひっちゃんさんは東京に移って活動されていましたよね。
ひっちゃん:その頃は、東京に行くことで、色々なYouTuberとコラボできるなって思っていました。でも実際に行ってみると、自分達が人見知りだってことに気がついて(笑)。全然コラボせずに東京での活動は終了したんです(笑)。
全員:(笑)。
-これからはコラボはしないんですか?
ひっちゃん:そんなことないですよ。最近も丸山ゴンザレスさんと一度お会いして、今度沖縄でコラボしようという話はしました。
-それは楽しみですね!
これからチャレンジしたいこと。
-ハイサイ探偵団はこれからどんなことにチャレンジしていくんですか?
ひっちゃん:みんな沖縄が大好きなので、沖縄に恩返ししたい気持ちがありますね。そもそもチャンネル名も「ハイサイ」っていう沖縄の方言がついていますし、自分達が沖縄じゃないところで活動していたとしてもこんなにうまくは行っていないと思うんですよ
はるおっk:これからも沖縄の強みを活かすことをしたいよねと話しています。
ひっちゃん:沖縄の中で自分達の影響力で解決できるものがあれば、率先して活動していきたいなと思いますし、これからは事業を展開していくことも考えて進んでいます。
-事業?少しだけ具体的に聞いてもいいですか?
ひっちゃん:ハイサイ探偵団の事業として村を作ろうと思っています。
はるおっk:DASH村みたいなね。
-村!?すごい。
ひっちゃん:観光地みたいになったら面白いですよね。今は土地探しの真っ最中なんです。
-すごい!実際に村ではどんなことをする予定なんですか?
ひっちゃん:自給自足みたいなことがやってみたいんですよね。鶏とか牛とか飼ったり、あとは農園や風力発電所も作ってみたいと話しています。
-なぜ自給自足をやろうって思ったんですか?
ひっちゃん:なんでも自分達で一から作ってみたいって考えているんですよね。
336:あとは、何よりも面白いからやってみたいって感じですよね。
はるおっk:そうですね。
ひっちゃん:もちろん今やっている動画の活動とも繋がっていますし、自分達らしい事業になると思います。あとは、飛行機とか潜水艦とかがあったら面白いかもしれないし(笑)。
はるおっk:DIYでジェットコースターとか作りたいよね(笑)。
ひっちゃん:死人が出るよ(笑)。
全員:(笑)。
-専属メンバーのお二人は、ハイサイ探偵団で叶えたい夢ってあったりするんですか?
336:これがしたいってのはないんですけど、ずっとバカなことをしていけるといいなって思いますね。あとは、関わった人みんなに恩返ししたいです。僕たちは、出会った皆さんに与えられてもらってばかりなので、これからは逆にハイサイ探偵団が少しずつ返していけるといいなと思っています。
はるおっk:僕は、今と同じで動画で色々なものを作っていけたらそれでいいのかなって思いますね。
ひっちゃん:今の日常で満足ってこと(笑)?
はるおっk:そういうことだよね(笑)。
ひっちゃん:知事になってもっと大きな企画を通したいとかそういうのは?(笑)
全員:(笑)。
ひっちゃん:知事になったら、やっちゃいけない企画もできるよ(笑)。
はるおっk:多少、悪いことをしても目をつぶるようにできるかもしれないよね(笑)。じゃあ、夢は沖縄県知事ってことで。
-これからは、村を作ったり、知事が生まれるかもしれませんし(笑)。まだまだハイサイ探偵団からは目が離せませんね。
ひっちゃん:そうですね。自分達自身も今もずっとワクワクして活動していますよ。
これからの世界で失いたくないもの。
-では、最後の質問です。皆さんがこの先の世界で失いたくないものはなんですか?
ひっちゃん:ビデオカメラの取手の部分ですかね(笑)。
全員:(笑)。
336:ないと持てないもんね(笑)。
はるおっk:僕は年金ですね(笑)。
全員:(笑)。
-最後の質問なので、真面目に答えてください!(笑)
ひっちゃん:真面目に答えると自分は「仲間」ですね。
336:自分もそうですね。
はるおっk:自分も仲間です。
ひっちゃん:みんなでいて、楽しくて動いているだけなんですよね。だからこそ仲間を失わないでいたいなと思います。
Less is More.
YouTuberという新しい職業ができる前から、純粋な仲間たちと遊び続けているハイサイ探偵団。その軽やかなスタンスと、無理のない活動の先にある村づくりという夢。
「失いたくないもの」に対する回答は3人とも「仲間」だったのだが、実は取材時には、ほぼ同時に3人とも「仲間」と答える姿に感動した。これからもぜひ彼らの活動に注目していきたいと思う。
(おわり)