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製造業の未来と日本再興への道筋。ものづくり太郎氏インタビュー。
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製造業の未来と日本再興への道筋。ものづくり太郎氏インタビュー。

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日本の製造業をマニアックに紹介するYouTuberものづくり太郎氏は、自身のチャンネルでそんな製造業の先端情報を、余すことなく伝えている。ミニマルファブ・インダストリー4.0…。

かつてジャパン・アズ・ア・ナンバーワンと言われた日本を支えた製造業。その現在と、そこから見える日本がグローバルで活躍する道筋についてものづくり太郎氏にお聞きした。

↑ものづくり太郎氏公式YouTubeチャンネル。

日本の製造業は、グローバルでもまだまだ勝てる。

-ここ10年における時価総額から見ると日本の成長企業の多くは製造業が占めていますよね。

太郎:実際日本のGDPの約2割を占めているうえ、貿易黒字の大部分が「製造業」です。

-それにしては日本の製造業って注目されることが少なく思います。

太郎:それはメディアの影響も大きいですね。テレビに代表されるメディアでも、景気が悪そうな町工場を映したりしますから、景気の悪そうなイメージで捉える方も多いです。一方IT業界は、華やかでメディア戦略もうまい。ですが実際は、日本はIT分野でグローバルな活躍をするのは難しいというのが現実だと思いますね。IT企業はレバレッジがかかるので儲けやすいですし、日本の市場だけ見ても小さくはないので、魅力がないとは言いません。ただ、ことグローバルでNo.1を獲るなら製造業しかないと思っています。

-なるほど。現在の日本でも製造業というのはグローバルから見てもまだまだ強いんですか?

太郎:強いです。例えば、製造業における売上規模だけを比較して中国が圧倒的と思われていたりますよね。もちろん中国は自国人口が多いので売上全体は規模が大きい。ですがニッチトップという観点から見ると、日本は3~4倍は分野が多いです。

-え!?そうなんですか?どんなニッチな分野でトップをとっているんですか?

太郎:例えば、素材…電池のセパレーター、水電解硬化イオン皮膜、あとは工具分野の小径エンドミル…思いつくだけでもたくさんのニッチな分野で日本はNo.1なんですよ。工具なんかに顕著なんですが、擦り合わせが必要な世界は、日本が圧倒的に強いんです。

-擦り合わせが強いってどういうことですか?

太郎:さまざまな生産工程を経て、さまざまな装置が絡み合ってひとつのアウトプットが完成しますよね。その全ての工程やパーツなどの、細やかな擦り合わせにおいて、日本の技術力は世界でも特出していると思います。日本を代表する産業でもある自動車なんかにも顕著ですが、自動車って何百社もあるサプライチェーンが作った3万点に及ぶ細かいパーツを組み上げていると言われているんですね。

-3万点…!

太郎:それを組み合わせて擦り合わせて作っていく、そこに関わる組み合わせるための装置の数も膨大なわけです。これらすべてを細やかに組み合わせ・擦り合わせるのは、日本にしかできません。なかなか世界でも真似できる国はないんじゃないかと思いますね。

-なるほど。

太郎:例えばですが、ハイブリッド車もニッチトップと言えますね。世界的にはEVが注目を集めていますが、ルノー・グループのルカ・デ・メオCEOは「過度なEV化は済的、環境的、社会的に大きな影響を与える可能性がある」と発言したように、EV化はその背後に、サプライチェーンの構築が間に合っていなかったり、レアメタルの奪い合いや、資源採掘による環境破壊などたくさんの問題を抱えています。

-なんとなく、世界的にはEVの流れが強いうえ、日本でも2035年までに新車販売を電動車のみとする方針があり、「ハイブリッドで勝てるのか?」という論調もありますよね。

太郎:EVの流れから劣勢に思われる方も多いですが、僕個人は全然そんなことないと考えています。ハイブリッド車を推進しているTOYOTAだけみても、特許の数がズバ抜けていますし僕は全然心配していません。現在のTOYOTAハイブリッド車ってモーター性能が素晴らしく、ほとんどエンジンを使わなくてもいいくらいなんです。それに加えて電池からモーターに電力を変換する半導体すら自社で開発していたりする。

-そうなんですね。

太郎:確かに欧州・中国はバッテリーEVの流れが強いですが、東南アジアなどはEVの環境整備が追いついていない。そういう国々では、そもそもバッテリーEV車なんて売れないんです。TOYOTAは、そういう国々のことも視野に入れてハイブリッドに軸足を置いているんですよ。バッテリーEVに舵を切るのは、技術的には容易なことですが、舵を切ったとて売れないっていう現実をきちんと考えてのことだと捉えていますね。確実に世界の状況を見ながらコントロールしているので、日本の自動車産業が弱い訳がないんですよね。

-なるほど。

太郎:自動車業界に関わらず製造業は、グローバルのリアルなビジネス状況を抜きに語られることが多いように感じていますね。現実とどのように擦り合わせながら経営判断しているのか、自動車産業全体で発信してもいいと思いますし、私達ももっと現状を理解すべきかなと思いますね。

-確かに、なんとなく欧米と中国の流れだけで捉えてしまいがちでした…。

日本はミニマルファブで半導体産業のニッチトップを狙える。

-太郎さんのチャンネルで拝見した「ミニマルファブ」についてお聞きしたいです。半導体製造分野において、日本がこれからグローバルで活躍できるとお話しされていて衝撃を受けました。

ミニマルファブ:極小規模で半導体製造工場を形成し、少量の半導体チップを低コストかつ短期間で製造可能にすることを目的とした半導体製造システムの構想、またはその装置群。 小規模化により、従来なら数千億円を要する製造設備投資額を(将来は)1000分の1程度に抑えることを目指している。

太郎:ミニマルファブは、産業技術総合研究所の中で10年以上前から構築されています。

↑ぜひこちらの動画をご覧になっていただきたい。きっと希望が湧いてくるはずだ。

-ミニマルファブがどれほどインパクトがあるのか、簡単に教えてください。

太郎:ごく簡単に言いますと、グローバルで市場を獲れると考えています。世界中で誰も注目していなかったニッチな半導体市場をガバッとかっさらえる。例えば、半導体って聞くとなんとなくMacBookの中の高速M1チップ〜みたいな最先端の半導体をイメージされる方が多いと思うんですね。

-まさにそのイメージでした。

太郎:でも世の中って、電気・電子モジュールってものすごいあるんです。例えば、家庭用LED電球の中に光源として使われているのも半導体です。本当にさまざまなところに半導体は使われています。そういった物凄く多種多様な半導体があらゆるものに使われているのですが、全て一品一様で大量生産できないんです。

-あぁものによって作り分けないといけない。

太郎:そうです。物凄く多品種少量で作る必要があるんです。それって半導体メーカーからしたら手間がかかるのに、少量ずつしか売れないので生産効率が非常に良くない。そういう状況に誰も気がついていなかったんです。

-そうなんですね!

太郎:気がついたとしても、今までは半導体を作るのに大規模な設備がないと作れなかったんです。そこにミニマルファブという選択肢ができることで、ダイナミックに産業構造が変わると考えています。ミニマルファブは簡単に言いますと、幅294 mm×奥行き450 mm×高さ1440 mmのごく小さな工場です。この小さな工場の中で、今まで大規模な施設で行っていた全ての作業が完結できる。要はミニマルファブが複数台あれば半導体が作れてしまうんです。

-信じ難いくらい素晴らしいイノベーションですね。

太郎:スペースも必要ないので、工場を持つ必要がないうえ、今までの半導体設備投資の1/1000で導入することを目指している。自社で独自の仕様の半導体をジャストインタイムで必要なだけ作ることが可能になる。ミニマルファブには日本の製造業における技術とプライドの粋が詰まっていますよね。これは、日本の製造業の一つの到達点ではないかと思います。

-多品種少量を前提で作られた、ものすごい技術ですね。

太郎:ミニマルファブが実用化したら、4インチ等のひと昔前の半導体のグローバルシェアをかっさらえると考えています。最先端の半導体以外の需要を全部かっさらえる。台湾のTSMC社ですとか、Intelに比べたら日本の半導体自体の技術はかなり水を空けられています。半導体全体でグローバルで勝つのは至難の技ですが、ニッチな部分でトップを獲るのが唯一のNo. 1への道かなと思います。

-なんだかワクワクしてきますね。

太郎:反面、最先端の半導体におけるノウハウも技術者も日本には全然足りていません。台湾のTSMC社ですとか、Intelに比べたら日本の半導体自体の技術はかなり水を空けられています。最先端の半導体市場で戦うのは非常に難易度が高い。半導体全体でグローバルで勝つのは至難の技ですが、ミニマルファブを活用することで競合がいない分野で戦うことに特化していくことができる。

-ミニマルファブは、実用化間近なんですか?

太郎:もう実用化はすぐそこに迫っていると思います。

インダストリー4.0が製造業を大きく変える。

太郎:もうひとつ製造業で注目したいのが、ドイツのシーメンス社が開発したシミュレーションソフト「プラントシミュレーション」です。

-プラントシミュレーション?

太郎:製造業って色々な工程がありますよね。プレス、溶接、組み立て、組み込み、検査…加工、溶接、切削、ネジしめ…そういった膨大な工程を経てようやく一つのアウトプットになります。ひとつのものを作るまでに無数の組み合わせ、ルートがあるわけです。

-あぁ。切削を先にやるか、ネジしめを先にやるかという、いくつもの順序可能性があるんですね。

太郎:実はまだまだ導入されていないんです。現在の日本の多くの工場ですと、工程の順番もまだ感覚でやっている部分があるんです。一方、僕が、インダストリー4.0の動画をアップした際にドイツの学生からコメントもらったんです。「これ僕授業でやりました」と。と言うことは、ドイツでは工業高校・大学でこのインダストリー4.0を学んだ上で、現場に投入されるわけです。この感覚の違いはヤバいですよね。

-実際に日本はどうすれば教育が進むと思いますか。

太郎:プラントシミュレーションを工業高校などの教育機関にばら撒けばいいと思いますね。シミュレーションを前提としたスキルを持った世代がどんどん生まれてくるべきなんじゃないかと思いますね。

-そもそもなんですが、日本は製造業や工業といった業界を目指す人が少なくなってきているようにも思います。

太郎:少ないと思いますよ。製造業ですとか、工業については日本全体で価値観を変える必要がありますよね。製造業に関わる企業側も、結果を出した社員には給与をダイナミックに出すですとか、製造業で夢が見られる事例を作ることが必要ですよね。

-なんとなく、メディアでの華やかさも相まってIT産業を志す方も多いように思います。

太郎:先ほど言った通り、GDP500兆円の中でもキモは製造業ですよ。日本のIT産業ってグローバルでは勝てていないんですよ。海外進出してうまく行ったIT企業はほとんどないですよね。ソフトウェア産業においても、iPhoneなどのデバイスを海外に抑えられている以上、日本にはほぼ勝ち目がないと思います。

-もうひとつIT・デジタルってプロトタイプが作りやすいのも、業界を志す人が多い理由かなと思います。製造業って、一つのアイデアをカタチにするだけでも、ものすごいコストがかかるので、一人や少数の仲間と起業しにくい印象です。

太郎:製造業もインダストリー4.0が進めば、プロダクトの企画・設計や工場のラインにおけるシミュレーションまでが、誰でもごく簡単にできるようになる。そういう時代がすぐそこまで来ていますよ。実際のモノを作らなくても、アイデアさえあればシミュレーションベースでかなり詳細に詰められる。そういう時代が絶対に来る。

-そうなれば、製造業スタートアップなんかも次々に生まれるかも知れませんね。かつてのAppleやMicrosoftのように、ガレージでひたすらシミュレーションした小さな企業が世界的な企業になるみたいなことを想像するとワクワクしますね。

太郎:それはすごくいい視点だと思いますし、全然あり得る未来ですよね。製造業で大きな夢を見られるような教育環境を構築してあげないといけないと思います。ただ、現場との擦り合わせってのはシミュレーションできないくらい細かいんです。例えば、「工場の床の養生どうなってんの?」とか各パーツの細かい仕上がりなんかも全部関わってくるんです。そういうところは、実際の現場で磨いた知識や技術を身につけることも、夢を見るのと同じくらい大切なことです。

製造業は、幸福度に貢献する循環を内包している。

-それにしても、製造業やものづくりのお話をお聞きするとすごくポジティブな話題が多いですね。

太郎:実際ものづくり・製造業を抑えておけば、僕たち日本人の幸福度が上がると考えています。例えば、幸福度を測る指標の一つ言われているジニ係数(所得などの分布の均等度合を示す指標)を見るとアメリカが先進国で一番高いんですね。これがどういうことかというと、貧富の差が先進国で最も拡大しているわけです。一部の超富裕層以外は貧困層という構図になっていますよね。これは、IT分野の躍進によって起こったと言えますよね。
日本は、格差は生まれていますが、アメリカほどの貧富の差は生まれていません。それは製造業のおかげでもあると思うんですね。

-製造業のおかげなんですか?

太郎:製造業って波及効果がすごく大きいんです。例えば1兆円の売上がある企業があったとします。そのサプライヤーをまとめると、2.5~3兆円の売り上げがあると言われています。一つのプロダクトに対して、2.5〜3倍の経済循環があると言われているんです。ですから、製造業は富の再分配が自然と行われている状況なんです。だから、ひとつの企業や人が突き抜けることは起こりにくいんですが、製造業に従事するみんなが食いっぱぐれないんですよ。

-あぁ。なるほど。GDPから見ても日本では製造業を中心にした循環がまだ強く残っているということですね。格差が生まれにくくて、全体的に幸福になりやすい。

太郎:アメリカに話を戻しますけど、シリコンバレーのIT長者を生み出して、貧富の差が拡大した…ある意味では壊れてしまったアメリカが今何を考えているのかというと「ビルド・バック・ベター法案」を推進しているわけです。

-「ビルド・バック・ベター法案」?

太郎:その名の通り「より良い昔を取り戻そう」って捉えていいと思うんですが、アメリカの製造業はGDPの約5%しか占めていない。これが貧富の差を生み出しているとの考えのもと、「メイドインオールオブアメリカ」を掲げ、付加価値の高いプロダクトの自国内生産を目指している。

-あぁ。製造業の経済循環を取り戻そうって話なのかも知れませんね。

太郎:表立ってIT産業を抑制しようって話にはしていませんが、これはアメリカ国内の製造業を復興させようという動きに他ならないと思いますよ。アメリカのこういった動きから見ても、日本は製造業の強さに知らず知らずのうちに救われていると思いますよ。

これからの日本の製造業を考える。

-日本の製造業が世界を席巻していた時代からすると少し衰退してしまったように思うのですがどうお考えですか?

太郎:日本の製造業の大きな問題点としては、「ビジネス」を勉強してこなかったことかなと思います。1980年代にジャパン・アズ・ア・ナンバーワンなんて言われてあぐらをかいてしまった。当時、日本の製造業が躍進を遂げた一番の勝因はTPSでした。

-TPS=トヨタ生産方式。生産ラインのムダを徹底的に排除するために確立された生産方式ですね。

太郎:そうです。ものすごく画期的だったのですが、日本ではこれをきちんと分析していなかった。一方アメリカはこのTPSの凄さに気がついて、全て分析し、無駄を削減して生産性をどんどんと上げていった。IT企業でさえもこのTPSを導入して成功したと言えます。「ザ・ゴール」という書籍があるんですが、これはTPSを紐解いた本です。これ、実は日本にはバレないように発刊当初は和訳が禁止されていたなんて話まであるくらいです。

-日本が生み出したTPSなのに日本が分析できていなかったんですね。

太郎:EU諸国も日本の製造業から学んで、インダストリー4.0で仕掛けてきているわけです。日本だけが慢心して、ぬるま湯に浸かって分析と勉強を怠った結果、日本の製造業が衰退したと思っています。

-日本の製造業はこれからどうするべきだと思いますか?

太郎:まずは日本国内の企業間で技術の連携をもっと活発にすることで、様々なものの標準化を推進することがもっと必要だと思いますね。

-あぁ。IT業界ですとシェアリングエコノミーみたいな考え方がベースになっていますもんね。

太郎:製造業は、もっとビジネス分野でも学ばないといけないことがたくさんあります。逆に、日本は裏を返せば、まだ数値化・データ化できてない、カン・コツのような日本だけが持っている財産もたくさんある。そういうものをどうやって数値化・データ化していくかが、とても大事です。

-それにしても、製造業はすごくエキサイティングな業界ですね。

太郎:まだまだグローバルで活躍していけるポジティブな要素は多いと思います。僕は、製造業盛り上げ隊と名乗っているくらいなので、何かを生み出し続けている製造業が最強だと思っていますよ。

ものづくり太郎が生まれるまで。

-それにしても、太郎さん、ものすごい知識量ですけどどのようなキャリアなんですか?

太郎:生まれは至って普通でして、両親とも教師の家庭に生まれました。ただ、祖父が経営者だったので、ビジネス的な素養はあったのかも知れませんね。なんとなく理系出身と思われているんですが、物理でつまづいて文系のフランス語学科に進学しました。その頃に日本のものづくり・製造業の素晴らしさに気がついたのが、今の活動の元だったかも知れませんね。

-企業にもいらっしゃったんですよね?

太郎:1社目は安全認証を評価する商品認証機関にいました。現場の技術者と一緒に、いろいろなプロダクトを分解して安全性を確認する仕事だったので、様々なプロダクトの設計について学び、その後営業部で相当鍛えられたんです。その後、株式会社ミスミに転職しました。ミスミには幹部候補生だけの内部セミナーというのがありまして、それを通じてかなりビジネスの勉強をさせていただきましたね。その後、大好きな製造業に何かしら恩返しできる方法として製造業YouTuberとして活動を始めたんです。

-それにしても、ものすごくマニアックな話が多くて他のYouTuberとは一線を画していますよね。

太郎:すごいマニアックなプロだけがわかる話をアウトプットするようにしています。開設当初から再生数を稼ぐことよりも、製造業のプロ達に信頼を得られるような動画だけをアップしていたんです。

-太郎さんのチャンネルって、一般的にすごく知名度があるわけではないけれど、ものすごい技術と知識で日本を支えているヒーローたちが次々と登場するイメージがありますよね。

太郎:本当にヒーローたちですよ。東芝のチーフエバンジェリスト大幸秀成さんやロボットシステムインテグレーターの天野さんとお話しさせていただいたりと、その他にも日本中の製造業のヒーローたり得る、皆さんとご一緒できています。まだまだすごい人たちがいっぱいいるんですよ。ネガティブな話なんていくらでもできますが、これからも製造業のポジティブな未来を伝えていければと思います。

これからの世界で失いたくないもの。

ーでは、最後の質問です。ものづくり太郎さんがこの先の世界で失いたくないものは?

太郎:日本の文化ですね。かつての製造業で外貨を獲得できたのをトリガーに日本全体が潤ったと思っています。それは、幸福度にも貢献したのは間違いない。私たちは、製造業に従事している限りは、食いっぱぐれくことはないです。日本の世の中的に左脳(記憶力ばかり)に特化した働き方ばかりが注目されますけど、製造業には多様な働き方があると思っています。この製造業に基づいた日本の文化にプライドを失いたくないと思いますね。

Less is More.

いかがだっただろうか?製造業から見る日本は、とても明るく感じた方も多かったのではないかと思う。失礼ながらIT業界や広告業界などに比べると、圧倒的に地味な印象をお持ちの方も多いかと思うが、ぜひ今後は製造業に注目し、もっとその素晴らしい文化を大事にしてもいいのではないかと思う。

(おわり)

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