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発酵温浴が心・体・環境も巡らせる。WELLNESS WAVE JAPAN林田直樹氏インタビュー。

コロナ禍でのヘルスケアの手段として、サウナが注目されているのはご存知だろうが、発酵温浴はご存知だろうか?酵素浴とも呼ばれるそうだが、発酵した大量のおがくずや米糠に浸かり発汗する。

おがくずがたっぷりの浴槽に入る。

まだ体験した方も少ない発酵温浴を自身の事業の一つとしてフランチャイズ経営を手がけている林田直樹氏にお話を聞いてみた。ウェルネスに貢献するひとつの手段として、非常にユニークな発酵温浴の世界をぜひ楽しんで欲しい。

林田直樹:WELLNESS WAVE JAPAN合同会社代表。大学卒業後、大手流通業に就職。商品企画・バイヤーを経験後、転身。数社の化粧品事業にて、15年間でのべ100種以上の商品企画・薬機法対応に携わる。フリーランスを経て2020年12月に法人化。化粧品・健康食品等の商品企画段階から生産計画策定、OEM先選定、薬機法対応等まで商品化トータルサポートサービスを提供。現場を重視したハンズオン型で大手企業から中小企業まで幅広いサポート実績がある。2021年発酵温浴nifu目黒店をフランチャイズとしてオープン。

発酵温浴を手掛けるまで。

-元々林田さんは、発酵温浴だけを事業化しているわけではないんですよね?

林田:発酵温浴に関しては、nifuのフランチャイズ店としてオープンした形ですね。

-林田さんは、独特なキャリアだとお聞きしました。

林田:学生時代は遺伝子研究をしていたのですが、一般企業での仕事をしてみたかったので流通業を手掛ける大手に新卒で入社しました。商品企画やバイヤーとして5年ほど勤め、その後インテリア商品を手掛ける会社に転職しました。

-インテリアの業界に転職されたんですね。

林田:最初はインテリア雑貨の営業をしていたのですが、ヨーロッパでオーガニックなコスメなどが広がっていたので、そういった商材を取り扱う新規事業部に配属されることになりまして(笑)。コスメを取り扱うには、薬事ですとか、理系の知識も必要で、そういったことを取り扱えるのが理系出身の僕だけだったんです。

-遺伝子研究をされていたのがここで活きたんですね(笑)。

林田:そうなんです(笑)。結果的に予期せず、化粧品の勉強をゼロからすることになったんです。その経験を活かして、その後数社コスメ・ビューティの小売業の企業で勤めて独立しました。

-独立してからどんな事業を手がけられたんですか?

林田:コスメ・ビューティに関しての様々な経験を活かして、企画や薬事法周りからパッケージ周りのマーケティングまで、企業へのコンサルテーションをする「WELLNESS WAVE JAPAN」を設立しました。

-そう言ったコンサルテーション事業から、発酵温浴に着目して事業として始めたのは何故なんですか?

林田:僕自身もオーガニック商品が出発点ということもあり、自然と健康やライフスタイルなど、ウェルネス全般が業務範囲になってきたんです。コスメのようにモノからのアプローチだけでなく、コトに寄せた発酵温浴を始めることで、コトとモノ両軸からシナジーさせていきたいと思って始めました。

発酵温浴とは何か?

-そもそも発酵温浴って何ですか?

林田:発酵温浴は、酵素浴ともいわれる一つの入浴法です。おがくずや米糠に種菌を混ぜ、発酵させることで65~80度くらいの熱が出ます。その発酵熱を利用して入浴する方法です。

実際の温浴施設。おかくずがたっぷりと入った浴槽に浸かります。

-結構熱くなるんですね!

林田:僕も初めて入った時に驚きました。火もガスも使わないのに熱くて、何よりびっくりするくらい発汗するんですよ。

-おがくずに入るのはちょっとドキドキしますね。

林田:オリジナルの『nifuの種菌』を毎日使用することで、雑菌の繁殖できない環境を保っています。日々発酵状態のデータ分析をもしているので、安心してご利用いただけます。

こちらは入れ替えたばかりの発酵前のおがくず。
種菌を入れ、発酵させることで黒くなってきます。

-割と古くからある入浴法なんですか?

林田:昭和30年代に北海道で最初の酵素風呂が作られたと言われています。

-他の入浴法との違いを教えてください。

林田:お店によって、色々な素材を使っていると思うんですが、nifuに関しては、奈良県吉野産の檜のおがくずをベースに少量の米糠と檜の葉を混ぜた浴槽に入っていただきます。おがくずを使うことで空気をたくさんはらんでいるので、皮膚呼吸がしやすいのがポイントかと思います。お風呂に浸かった後に手のひらがシワシワになることがあると思うんですが、あれは皮膚呼吸ができてないから起こるんですね。発酵温浴ですと、もっと自然に皮膚から発汗を促してくれます。

-サウナとも違うんですか?

林田:よく比較されるのですが、サウナですと熱風の中にいるので純粋に呼吸がしづらいとおっしゃる方もいますが、発酵温浴はもっとリラックスして楽しんでいただけるかと思います。体の温め方が違うので、及ぼす効果も違うと言われています。個人の体感ですが、サウナ的な「ととのう」という感覚ではなく、リラックスしながらもシャキッとするイメージがあるかなと思います。

-なるほど!

林田:米糠ベースで酵素浴を楽しめるお店もあるんですが、割と香りが独特なんです。イメージしていただきたいのは温かい糠床に浸かるようなイメージですね。nifuの場合は檜の香りもリラックスしていただけるひとつの特徴ですね。

-どんな効果が見込めるんですか?

林田:身体の深部から温めることで発汗を促し、体温を上げることで血流、リンパの流れを促し、免疫力の向上も期待できます。冷えに起因する疾患への一つのアプローチとしても注目されていますね。nifuは特に「排泄」がひとつのテーマになっていて、酵素ペーストを飲んでいただくことで、内臓の動きを活発にして、排泄を促すようにしています。色々な栄養を摂取することに注力される方も多いですが、体に溜まった悪いものを「排泄」するためのひとつの方法になると思っています。

独自の酵素ペースト。

-確かに排泄するってそんなに方法がないですもんね。

林田:nifuのもうひとつのテーマが「脱力」です。心と体をほぐすメージなんですが、コロナ禍で自然と溜まったストレスを発散するためにもぜひ試して欲しいですね。

-実際にご利用になったみなさんはどんな反応なんですか?

林田:お客さまの声でも、体調管理がしやすくなったと言う方や、睡眠の質が良くなったなど、色々と嬉しい意見が多いですね。

自然との循環を感じられる。

林田:このおがくずを使うことで、環境にもすごくいいんですよ。

-詳しくお聞きしてもいいですか?

林田:このおがくずは奈良県吉野町の林業持続のために間伐した檜を使っています。発酵温浴事業のために、伐採したりするわけでなく、林業を持続させるための不要な財を使っているんです。

-それは素晴らしいですね。

林田:それだけでなく、おがくずは3週間ほどで入れ替えるのですが、使ったあとのおがくずは畑の肥料として農家さんに無償で提供しています。

-肥料になるんですね!しかも無償!

林田:米糠や植物の栄養が入っているので、肥料としても非常に良いとデータでも証明されています。すごく無駄がない循環システムなので、それも発酵温浴の良いところだと思いますよ。

-環境的にも良いのは素敵なことですね。

林田:環境を含めた自然の循環サイクルを感じていただけるのも、発酵温浴ならでは、だと思っています。僕の手掛ける目黒店は、内装にも木材を使っていたり、色々こだわりがあるのでそういったところもぜひ楽しんで欲しいですね。


これからの事業について。

-WELLNESS WAVE JAPANは、これから発酵温浴以外にどのような事業を手がけていく予定ですか?

林田:一言にウェルネスと言っても、すごく多様化していますし、人によって悩みは全然違うと思うんですね。なのでひとりひとりに必要なモノやコトをきちんと届けるために活動していきたいと思っています。

-そのためのコトのひとつの手段が発酵温浴なんですね。

林田:そうですね。発酵温浴に関しては、アスリートの皆さんにも活用してもらいたいという思いもあります。自分自身もトライアスロンをやっていたりするんですけど、体を酷使する方にこそご利用いただきたいです。nifuは、女性専門のサロンにしていますが、まずは女性が安心して入浴いただける環境づくりをすることで、長期的に誰もが楽しめるようになればいいなと思っています。

これからの世界で失いたくないもの。

-では最後に、これからの世界で失われてほしくないものを教えてください。

林田:「笑える場所」かなと思います。笑っている時が一番楽しいじゃないですか。会話でもいいですし、場所でもいいですし、僕自身、朗らかに笑える場所を作っていたいと思っている。僕自身が笑顔でいられるためにも、情熱を持ってトライしていきたいですね。

Less is More.

なるべく薬や病院に頼らないでいるために「未病」が注目されている。私たちは、様々な手段で、健康を維持することが望まれている。発酵温浴をはじめとする”楽しい”未病のためのコンテンツが増えるのであれば、それは素晴らしいことではないかと思う。

【追記】
取材後に実際に体験した女性スタッフは「驚くほどチカラが抜けて、朝まで深い眠りにつけた」ということだった。

(おわり)


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