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2021年を振り返る。株式会社インフォマート・メディアLess is More.編集部・年末座談会。

今回は、今年リリースした記事をLess is More.を編集部のメンバー4人で振り返ってみた。それぞれの心に残った記事について、色々と語った年末ならではの企画。楽しんでいただければ幸いだ。

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【写真左より】
株式会社インフォマート/
田中将統(マーケティング企画部 課長)
園田林太朗(戦略営業部 部長)
立木玲那(戦略営業部)
長谷川将(戦略営業部 室長)

Less is More.編集部のご紹介。

-まず簡単に皆さんの自己紹介からお聞きできればと思います。編集長の園田さんは、昨年のロングインタビューをごらんになっていただくとして、立木さんは今年からLess is More.の編集に関わっていただけていますよね。

立木:今年の前半から編集に関わるようになりました。打ち合わせで色々と聴いたり、意見を言いながら学ぶ一年でしたね。

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園田:具体的にどんなことを学べたと思います?

立木:今年、新卒入社3年目だったんですけど、今までは社内のことばかりに目が向いていたんです。メディアにご出演していただける皆様のお話を聞いていると、社内を気にしても仕方ないなって思えました(笑)。企業に勤めて〜みたいなステレオタイプな仕事ではなくて、あぁなんかこうやって色々な仕事があって、人がつながっていくんだなって実感できたように思います。

園田:なるほどね(笑)。

-田中さんと長谷川さんは、メディアスタート当初から裏方として色々と編集会議に関わっていただけましたよね。

長谷川:普段はマーケティング全般を担当しています。Less is More.に関しては、寄せに言っていないというか、あまりPV数など気にせずに色々と実験できているのかなと思います。あとは、イベントのLess is More.も担当しています。

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田中:私も普段はマーケティング担当で、リード獲得数を求められるポジションを担当しています。長谷川さんのいう通り、Less is More.に関してはちょっと会社としても実験的な取り組みとして運営しているので、裏側で色々とサポートしていますね。

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-今日は、皆さんの心に残った記事をお聞きできればと思っていますので、よろしくお願いいたします。

編集長・園田の心に残った記事。

-編集長の園田さんは、どの記事が?

園田:自分がテーマを出したり、取材に同行したものはもちろん思い入れはあるんですけど、立会いができなかったけどすごく記事としても面白かったのは「熱狂しても溶けないアイス愛。アイスプロデューサー・シズリーナ荒井氏インタビュー。」でしたね。

立木:私もすごく好きな記事です。

園田:コロナ禍で、アイスを食べるのが習慣になっていまして(笑)。

立木:私も毎日のようにアイスを食べているので(笑)。「みんな頭がいいからバカバカしいことをやめちゃう」というお話をされていて、これすっごい大事だし、シズリーナさんかっこいい!って思いました。そして、失礼かもしれませんけど、こんなことが仕事になるのか!という衝撃がありましたね(笑)。

園田:立木さんが言うのはすごくわかります。なんとなく「仕事」という固定概念に囚われない大事さを再認識させてくれましたよね。

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編集部・立木の心に残った記事。

立木:私は「『怪奇』とはなんだ? 忘れられた怪事件・珍事件が現代によみがえる。ライター・穂積昭雪氏インタビュー。」が心に残っていますね。

-意外ですね!どんなところが?

立木:私自身、マジックの種明かしとか、いわゆるネタバレとかをみるのが好きなんで、そういうエンタテインメントとして面白かったです。昭和レトロとかそういう最近一部で注目されていることを新鮮な視点で語っていただけたので、グッと引き込まれましたね。

園田:ちょうどこの頃、都市伝説とか陰謀論とかが妙な方向に行く中でしたよね。近いような文脈なのに、ちゃんとエンタテインメントとして楽しめるのは確かに新鮮でした。

立木:なんか「珍事件」みたいな切り口が面白いですよね(笑)。

-ちなみに、穂積さんは、ものすごいたくさん資料を持ってきていただいたりして、本当はもっと紹介したいくらいでした。

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編集部・長谷川の心に残った記事。

長谷川:僕は、「世界のあたらしいルール「SDGs」は未来を変えるヒント。千葉商科大学 教授・笹谷秀光氏インタビュー。」が印象的でした。

園田:すごく学びのある回でしたよね。SDGsって色々な角度で語れると思うんですが、ひとつの視点としてすごく面白かったし、企業としてもトライしやすくて現実味のあるお話だったと思います。

長谷川:笹谷氏にはLess is More.のイベントでも基調講演をご依頼したんですけど、その講演内容もすごく面白かったんですよね。伊藤園さんでもいち早くSDGs的な取り組みを実装されていますし、説得力がありましたね。

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編集部・田中の心に残った記事。

田中:イベントでご一緒したご縁もあって「SFプロトタイピングが未来を再創造する。宮本道人氏インタビュー[無料オンラインイベントLess is More.特別講演記念]」が忘れられませんね。

-宮本さんはこのメディアの記念すべき最初のインタビュー以来2回目のご登場ですね。

田中:普段の業務からすると、「SFプロトタイピング」みたいなぶっ飛んだ発想からバックキャスティングするようなアプローチがすごく新鮮だと思ったんです。SFプロトタイピングだけでなくて、Less is More.に登場いただける皆さんに共通して言えると思いますが、日常的な業務とは違う視点が入ってくるのでいいなと。

園田:「●●シンキング〜」「〇〇思考」みたいな発想するためのフレームワークって数多ありますよね。その中でもあまり親近感のないはずの「SF」がこれほど受け入れられるのは不思議な気もしました。実際身近な企業でも導入したらしいのですが、すごく満足度が高いと言っていましたね。

長谷川:SFプロトタイピングは、すごくファジーなツールとも捉えらえるから、ちょうど時代にもハマったように感じました。マーケティング的にも素晴らしいなと思いました。

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編集部・立木の選んだもう一本。

立木:もう一本は「僕たちは狂わないために、いびつさを取り戻す。uni'que代表・若宮和男インタビュー。」ですね。自分自身も結婚出産の話が周囲で増えてきて、ジェンダーのことを考えることが多くなったので、タイミングも良かったです。

-なるほど。

立木:やっぱり大多数の女性は結婚・出産でキャリアが止まってしまうと思うんですね。会社によっても制度が全然違いますし、本当は国の制度から変えるべきことも多いと思うんでけど。なんでもジェンダーの問題にしてしまうのは、どうかと思いつつも、もっとちゃんと勉強しないとなって思える記事でした。

長谷川:ジェンダーの問題は、ちょっと感情的に加熱しないように、もう少し男女の就業率とGDPを比較分析する〜みたいなデータと照らし合わせながら解決すべきなのかなと思いますね。

立木:ジェンダーの問題は、個人によってもレベル感が違うので難しいですよね。

園田:若宮さんは、なんというかすごくコミュニケーションが柔軟で、男性がどうやって変わっていくべきかをいつも提示していただけているように思いますね。

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編集部・長谷川の選んだもう一本。

長谷川:「偶然や運に左右されない精神を持つために。データの果てにあるもの 。麻雀数理研究会とつげき東北氏・nisi氏インタビュー。」は忘れられませんね。

-そもそも長谷川さんが「麻雀の記事をやりたい!」ってことで生まれた記事でしたよね。

長谷川:こういう麻雀みたいな記事を企業のメディアで取り上げられるっていうのは、時代の変化を感じますよね。10年前くらいまでは、履歴書に「趣味麻雀」なんて書けないくらい、ダーティなイメージもありましたけど、今は全然書けるんですよ。それだけ企業とかビジネスの捉え方が、広くなったというのが要因のひとつ。もうひとつは、インタビューでも話されている通り、とつげき東北さん登場以降は本当に麻雀業界変わったと思うんです。

-プレイヤーからしても実感があるくらい変わったんですね。

立木:私自身は麻雀をやらないんですけど、最近同世代でも麻雀をオンラインで楽しむ人は多いように思いますね。

田中:雀荘の雰囲気、僕は嫌いじゃなかったんですけどね(笑)。

-ちなみに、長谷川さんはデータ麻雀なんですか?

長谷川:僕はいわゆる「流れ」重視の昭和型麻雀ですね(笑)。

全員:(笑)。

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編集部・田中の選んだもう一本。

田中:「日本のシビックエコノミー再考。失われた当事者意識を取り戻す。編集デザインファームTOKYObeta代表・江口晋太朗インタビュー。」もすごく印象的でしたね。僕自身が、中小企業診断士の資格を持っているのですが、様々な中小企業を見ていると、様々な問題点があるんです。

-なるほど。

田中:それをどうにかしたいなって思っている中で、ひとつこういった地域やコミュニティと連携していくのも、ひとつの方法論なのかなと考えるきっかけになりました。

長谷川:なんとなくこのシビックエコノミーの記事で感じたのは、採用に関してもパーパスが重視されているのと関係のない話ではないってことでした。利益追及とパーパスのバランスっていうのは、社会全体の課題だと思いましたね。

田中:そうですね。明日の飯を心配する気持ちと、パーパスのバランス、対立事項ではないとは思いつつ…特に中小企業は、なかなか難しいですよね。

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編集部・園田の選んだもう一本。

園田:「「昆虫」から考える多様な世界の形成。 東京大学助教・深野祐也氏インタビュー。」は、僕にとっての念願の記事でした。

-メディアが始まった直後から1年以上「昆虫」を取り上げたいっておっしゃってましたもんね(笑)。

園田:そうなんですよね(笑)。

-なぜそれほどまでに虫をピックアップしたかったんですか?

園田:真面目に話すと、なんでこんなに虫が嫌われているのかって考え出すと…結局これって差別問題とそこまで差がないんじゃないかって気持ちになる瞬間はあります。だから、この虫への嫌悪感を乗り越えるというか馴染むというか…していかないと、多様性みたいなものは実現できないように思っているんですよね。

-あぁ。極端ですけど、そうかもしれませんよね。

園田:親が「虫を嫌い」というのを子供に伝えるのが原因のひとつではないかとも言っていましたが、これは差別問題でも同じなんじゃないかと思いますね。

長谷川:僕の周りも本当に虫が触れない人ばかりですからね。

田中:僕も子供の頃は触れたのに、今は触れないですもんね。ただ、釣りの時だけ気にせずワームを触ってたりはするんですけど。

園田:まさに深野氏のいう通り、環境や周囲のシチュエーションで変わりますよね。

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来年のLess is More.の課題。

-さてさて、こうして色々な記事を今年もアップしたわけですが、皆さん、来年はどんなことを考えてらっしゃいますか?

園田:やっぱりたまたまとはいえ、コロナ禍で立ち上がったメディアでもあるので、そういう世間全体の雰囲気の変化みたいなものに影響を受けながらコンテンツを生み出して行きたいなと思っています。現状だとエンデエミックなんて言われたりしていますが、激しく変わる世の中で独自のエッジの効いた方々のお話を聞いていきたいなと思っています。

立木:園田さんのいう通りエッジの効いた方々を取り上げたいですね。あとは、今年色々学んだので、自分なりにお話を聞いてみたい方を色々と考えています。

長谷川:もうちょっと恋愛とか芸能とかスポーツみたいな、ちょっとエンタテインメントのイメージがある話題にチャレンジするのはどうかなと思っています。マイナースポーツに打ち込むアスリートの熱量なんかも是非ピックアップしていきたいなと思います。

田中:このメディア、手前味噌ですが、普段働いていても考えていないところからのアプローチができてきているかなと思うんですね。エンタメすぎず、かといって実務に直接的に役立つわけでもなく(笑)。その軸はブラさずに、展開していけたらいいなと思います。

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Less is More.

さてさて、年末。今年も様々な方々にご登場いただけたLess is More.  by info Mart Corporation。皆様いかがだったでしょうか?ぜひ、様々なご意見をいただければ幸いです。

来年も編集部を中心に、皆様に楽しんでいただけるコンテンツを創っていこうと思いますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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(おわり)



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