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Science/科学の照らす次世代。

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「Science」には、科学についてお話いただいたことをまとめています。
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記事一覧

機械論的プロセスによって、世界は彩られている。カタバミから考える"進化"。深野祐也…

「都市のヒートアイランドはカタバミの葉色を進化させる」ナイスステップ2023を受賞したこの研…

地質学から考える大量絶滅と気候変動。寒冷化の可能性。東京大学名誉教授 磯﨑行雄氏…

地質学の研究は、地球が歴史上何度もの大量絶滅を繰り返してきたことを明らかにしている。 近…

「光合成をやめた植物」と多様な生態系の在り方。末次健司氏インタビュー。

「光合成をやめた植物」と聞いて、きっと驚かれると思う。どうやって生きているの?それは植物…

ホログラフィー原理は、視点を変えて世界を見ること。玉岡幸太郎氏インタビュー。

「ホログラフィー原理」をご存知だろうか。現代物理研究から生まれた原理だ。私たちの現実を「…

物性物理学は、世界をハックして、未来を創造する。高三和晃氏インタビュー。

「物性物理学」をご存知だろうか。今回インタビューをする、東京大学理学系研究科物理学専攻・…

鍼灸の研究が導く、代替医療の可能性。科学と精神のバランス。加藤容崇氏インタビュー…

サウナ学会で有名な加藤容崇氏による「鍼灸の効果を脳科学的に検証した論文」の全文が公開され…

変形菌の生きる世界—ミクソヴァース—から考える「自己とは何か?」増井真那氏インタビュー。

変形菌(真正粘菌)をご存知か?その見た目からは生きものに見えないと思われがちだが、歴とした生物だ。知れば知るほど私たち人類の常識とは違う理で生きているように感じるこの「変形菌」について慶應義塾大学先端生命科学研究所所属の若き研究者・増井真那氏にお話を聞いてみた。増井氏は、5歳の幼少期から変形菌に取り憑かれ、今は変形菌の「自他認識」の研究を通じて生物にとっての「自己」の解明を目指している。生物学の枠を越えて、哲学的な研究を手掛ける増井氏の貴重なインタビューをお届けする。 変形

エコーチェンバー可視化システムで世界の終わりに気がつけるか。東京大学/鳥海不二夫…

コロナ禍で、SNSを舞台にデマや炎上といったネガティブな事象に拍車がかかる中、「エコーチェ…

スポーツサイエンスは、自分自身と向き合うために。スポーツ科学研究者・谷川聡氏イン…

スポーツの世界でも、今やサイエンスはアスリートの能力を高めるのに欠かせない要素になってい…

「AI倫理」が世界の認識をアップデートする。青山学院大学 准教授 河島 茂生氏インタ…

「AI倫理」には、アルゴリズムやデータの問題などテック的な問題に加え、哲学や宗教、歴史から…

SFプロトタイピングが未来を再創造する。宮本道人氏インタビュー[無料オンラインイベ…

今、感度の高いビジネスパーソンはSFに夢中だ。6月2日に早川書房から発売された『SFプロトタイ…

「昆虫」から考える多様な世界の形成。 東京大学助教・深野祐也氏インタビュー。

都市部の生活は、随分と「昆虫」から離れてしまった。 都市部で昆虫を見かける機会は減少し…

結局のところ、ストレスとは何だ? 医学と心のあり方を問う。慶應義塾大学・山縣文氏…

コロナ禍での大きな問題にもなっているメンタルヘルスを代表に、現代のあらゆる疾患は「ストレ…

恐れることなく、データサイエンスと未来へ。多摩大学経営情報学部専任講師・崎濱栄治氏インタビュー。

データサイエンスは、最も期待の大きな分野の1つだが、なぜこれほどまでに注目されるようになったのだろうか。どうもデータもしくはデータを取るということに対して、少し恐怖や違和感がある。例えば、最適化されたオンラインストアから趣味にぴったりな商品がレコメンドたり、SNSで興味のあるニュースが続々と表示されたりする。こういったことがある度に自分の生活が監視されているような気分になり、便利と引き換えになにかとても大事なデータを奪われているようにすら思う。これからデータが私たちの生活をど