家族と少子化。これからの社会を考えるヒント。筒井淳也氏インタビュー。
社会学者の筒井淳也氏は、家族や結婚、少子化について、データや、エビデンス、歴史、様々な角度から問題提起をされてきた。時に書籍を通して、時に政府への提言の中で。少子化の一途を辿る日本で、「家族」とはどのようにその意味と役割を変えてきたのか、そしてこれからの社会をどのように考えていくべきか。そのヒントについて筒井氏にお話しいただいた。
家族はよくわからないもの。-筒井さんは少子化・家族・仕事などさまざまな研究を手がけていらっしゃいます。
筒井:私たち研究者は、公的資金を使って