パラレルワールド台湾が描く、日本がボタンを掛け違える前の姿。ライター神田桂一氏インタビュー。
ライター神田桂一。彼は、ライター界の中でも非常に奇特な存在だ。政治的な取材や、社会問題にも触れるかと思いきや、一方ではインディペンデントなサブカルチャーについてもライティングする。文豪の文体模写を手がけた書籍が17万部のベストセラーになったかと思うと、今度は畑違いの漫画の原作を手がける。そんなつかみどころのないライター神田氏が10年にわたって注目し続けてきた台湾を一冊の書籍「台湾対抗文化紀行」にまとめて出版するという。
なぜそれほどまでに「台湾」に注目したのか。日本のパラレル